巫女装束研究
-白衣(はくい)-

 

図1に白衣の全体図と寸法の実測値を示します。



図1.白衣の全体図とその寸法

図1の白衣は管理人の所有する白衣を使用して計測しました。
物が衣類であるので多少の誤差は含んでいるものと思って下さい。

白衣は着た時に足首のあたりまである丈の長い作りとなっています。
この白衣の下には襦袢などを着る形になります。
白衣の上から袴を付けるわけですが、
この時、白衣には帯をしてもしなくても良いようです。



図2.白衣の袖部詳細

巫女装束の構造で間違えやすい部分は袖部でしょう。
図2ではその袖部の詳細を示します。

ここで巫女装束の白衣は和服と違い隙間が多い事が分かります。
袖の内側(腕から見て体側)は閉じられていませんので、
大抵の和服の様に袖の部分に小物を入れるなどの行為が出来ません。
脇のあたりにある隙間も胴着よりも広くなっています。

最も外側(体から見て手の方)は下が半分ほど閉じられています。